SARS-CoV-2感染におけるC型レクチン受容体の役割はトランス感染と考えられる
Univ. Grenoble Alpes, Franceらのグループは、C型レクチンを介したSARS-CoV-2感染のメカニズムについて報告しています。 https://journals.plos.org/plospathogens/article/authors?id=10.1371/journal.ppat.1009576 各種C型レクチン(DC-SIGN、L-SIGN、MGL、Langerin)とSARS-CoV-2 spikeタンパク質の分子間相互作用をSPRを用いて検証しました。DC-SIGN、L-SIGN、MGLは、Kd値として μMレンジのアフィニティー(2 ~ 10 μM)を示しました。一方、Langerinは少なくとも1桁以上アフィニティーが低いと判断されました。 C型レクチンのSARS-CoV-2感染のメカニズムを理解する為に、単球由来樹状細胞(MDDC)、単球由来マクロファージ(M2-MDM)およびVero E6細胞を使用した感染実験が行われました。 興味深いことに、VSV/SARS-CoV-2 疑似ウイルスは、MDDCやM2-MDMがDC-SIGNを発現している […]
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