新型コロナウイルス(COVID-19)においては、IL-10とIgGが逆相関している
Univ. of Virginia Health Systemのグループは、新型コロナウイルス(COVID-19)における、IgG, IgA, IgMの発現について、興味深い報告をしています。 https://www.medrxiv.org/content/10.1101/2020.12.05.20244541v1 IgG, IgM, IgAは、重症化するほど高発現する。 IL-10とIgGが逆相関する という結果を得ています。 IL-10というサイトカインは、通常抗炎症性サイトカインであると考えられており、 IL-10とIgGが逆相関する、 しかもIgGは重症化するほど高発現しているということは、 IL-10が炎症性サイトカインとして働いていることを示唆してはいないでしょうか?
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