SARS-CoV-2陽性となった鼻腔サンプルにおける特徴的な糖鎖構造について

GLYcoDiag, 2 Rue du Cristal, 45100 Orléans, Franceらのグループは、ARS-CoV-2陽性となった鼻腔サンプルにおける特徴的な糖鎖構造についてレクチンを用いて解析しています。
https://www.mdpi.com/2075-4418/12/11/2860

ブログ記事にする事を止めたSARS-CoV-2ですが、ま、良いでしょう(笑)。

GlycoDIAGのGLYcoPROFILE® テクノロジーを用いて、SARS-CoV-2 陽性サンプルと陰性サンプルの間の糖鎖の違いが明確に示されました。
BPAとPHA-Eは、SARS-CoV-2 陽性サンプルから対照群を識別することができ、その蛍光強度は 3000 前後またはそれ以上でした。BPAは GalNAc 含有糖鎖を認識し、PHA-Eは二分岐複合体N-型糖鎖を認識します。更に、WFA (LacdiNAc に結合)、GSL-II (アガラクトに結合)、PHA-L (多分岐複合体N-型糖鎖に結合) らのレクチンも、SARS-CoV-2 陽性を区別できることが示されています。なお、HHAは、ネガティブコントロールとなり得ると考えられました。