手術が終わって病室に戻って来ました。
自分の場合は、全身麻酔の気管チューブを抜いた後、幸いにも喉に痛みもなく、痰が絡むこともなく、吐き気もせず、かなり楽でした。病室に戻ってもまだ完全には麻酔は冷めきっておらず、もうろうとはしています。
手術をした左足は、何故か膝が90°に曲がっていて、足にはまだ強力な麻酔が残っているようで、足を伸ばそうとしてもピクリとも動かず、伸ばそうと膝を押してもピクリとも動きません。(後々、検索して分かったのですが、足首に金属プレートを入れて固定する時は、膝を90°に曲げて行うこと、というのがプロトコルに書いてありました)
術後の点滴は、ボルペン輸液6%(500mL)とアセリオ静注液(100mL)でした。ボルペンは代用血漿剤であり、アセリオはアミノアセトフェン(1000mg)が入っている鎮痛剤です。手術後の痛みのピークは1日目かも知れません。手術当日にアセリオ静注液を1本点滴、そして翌日には、朝と夜にそれぞれ一回、アセリオ静注液を点滴してもらいました。術後二日目には痛みはかなり治まり、鎮痛剤の使用は止めました。そして、何と術後3日目には、痛みはほぼゼロになりました。すごい順調そうです。
なお、術後の翌日から、抗菌製剤としての「レボフロキサシン」、抗凝固薬としての「リクシアナ」、そして胃酸分泌抑制薬としての「タケキャブ」が一週間分処方されました。術後の感染症予防、深部静脈血栓症の予防、そして全身麻酔で活動の低下した胃腸のケアという事なのだと思います。
リハビリが何と術後1日目から始まります。もちろん骨折部は固定されているので、固定具が外せるまでは、患部を動かすものではもちろんありません。足全体のマッサージや患部以外の関節の可動などです。術後1日目のリハビリの主目的は、患部に荷重を掛けることなく浮かした状態で自分で車椅子に乗り降りができるようになることです。これができれば、自分でトイレに行って用を足すことができます。
左足に多少とも荷重を掛けられるようになるのはまだまだ先です。少なくとも術後3週間以上先だという話です。今後も地道なリハビリが続きます。
脛骨内果骨折体験記(3)は、術後の経過診断が終わって、免荷期間のリハビリを題材にするつもりです。


