アーカイブ: 2025年8月16日

トランプ大統領は米国が輸入半導体に100%の関税を課すと発表、ただし一部企業は免除と表明

トランプ大統領は米国が輸入半導体に100%の関税を課すと発表、ただし一部企業は免除

この発表は、日本に対しては非常に難しい問題になるのではないでしょうか?2nmノードの半導体生産(試作中)を進めるラピダスですが、工場は北海道内にあり、米国製造拠点を設けるという話は聞きません。国内半導体の大手であるルネサスやキオクシアにしても、米国に製造拠点はありません。ラピダスの場合は、IBMとの連携がありますが、トランプが言っているのは米国内に製造拠点を持つ、或いは米国に生産拠点の製造計画を表明している半導体企業は除くとなっているので、IBMは解決にならない可能性があります。

この状況では、NVIDIAら半導体設計の大手米国企業がラピダスに発注してくる可能性はなくなるでしょう。半導体のサプライチェーンの構築に際して、日米が政府レベルで連携でもしない限り、日本の半導体はまたもや窮地に陥りそうです。

人は速さに慣れると後には戻れない:世界最速の糖鎖プロファイラー GSL2200

世界最速の「エバネッセント波蛍光励起法」を採用する糖鎖プロファイラー”GSL2200”のご紹介です。

最高感度を実現するスキャン条件でもスライドグラス=1枚のスキャン時間はわずか10秒です。どのスキャン条件で最適画像が得られるかは、サンプルに依存するために、通常、幾つかのスキャン条件をセットしてスキャンを行います。
例えば、露光時間=1秒、2秒、4秒、6秒、8秒、10秒でスキャン条件を設定したとします。この場合でも、トータルのスキャン時間は、31秒で終わってしまいます。
通常のレーザースキャン型スキャナーでは、解像度の設定によってもスキャン時間は変わりますが、5分~10分といったところが標準的なスキャン時間になります。この状態で、幾つかのスキャン条件を設定してスキャンさせると、総スキャン時間が30分を超える場合すら出てきます。
GSL2200が如何に素早くスキャンできるかがお分かりになると思います。

解像度は大丈夫なの?とご心配されるかも知れませんが、実用上全く問題はありません。上図は、LecChipをスキャンした時の画像例を示しています。
検出限界感度も2ng/mLと十分高く、簡易的な糖鎖プロファイラーとして十分な性能を備えています。

糖鎖と糖鎖結合性タンパク質(GBPs)間の相互作用に着目した治療薬開発の可能性について

本記事は、スロバキア科学アカデミー化学研究所の研究者による「人における糖鎖の役割」に関するレビュー論文のご紹介です。
https://www.mdpi.com/1420-3049/30/13/2678

本論文では、糖鎖とセレクチン、ガレクチン、シグレックといった糖鎖結合性タンパク質(GBP)間相互作用を標的とした治療薬開発の可能性について以下のようにまとめています。糖鎖関連技術を社会実装する上でのポイントが簡潔にまとめられていると思います。

    1) 糖鎖-GBP相互作用の阻害剤、例えばUproleselan(グリコミメティクス)
    2) 糖鎖を標的とするモノクローナル抗体、例えばガングリオシドGD2を標的とするDinutuximab/Unituxin(国立がん研究所)およびNaxitamab/Danyelza(メモリアル・スローン・ケタリング癌センター)
    3) 病原菌および癌に対する糖鎖ベースのワクチン、例えばインフルエンザ菌b型に対する糖鎖ベースのワクチン(サノフィパスツール、ヒベリックス、メルク社製Pentacel)、そしてまた癌ワクチンとして、sTn抗原、ガングリオシドGM2、糖脂質グロボHおよびガングリオシドGM3を標的とするTheratope(バイオミラ)、GM2-KLH(メモリアル・スローン・ケタリング癌センター)、OPT-822(OBIファーマ)、およびRacotumomab(ハバナ分子免疫学センター)
    4) 免疫チェックポイント阻害剤(ICI)の効率化
    5) 糖転移酵素阻害剤(CPI)による糖鎖生合成の改変

ご参考になれば幸いです。

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