北海道大学水産学部らのグループは、トロンボポエチン受容体 (MPL)と海綿由来のレクチンであるトロンボコルチシン (ThC)との相互作用について報告しています。
https://www.nature.com/articles/s41467-022-34921-2
海綿由来のレクチンである14kDaのタンパク質であるトロンボコルチシン (ThC)は、MPLに対するアゴニストであるということが分かっています。
そこで、本研究では、フコース結合性レクチンとしてのThCの3次元構造を明らかにし、MPLの活性化は、MPL上のフコシル化糖鎖にThCが結合することによって引き起こされるという事が示されています。
Ca2+(緑色の球)とフコース(ball-and-stick model, 黄色: 炭素, 赤色: 酸素)存在下でのrThCのダイマー構造を示す