肝細胞癌のAFPとIgGあるいはIgMの糖鎖修飾変化を組み合わせた診断法

Department of Laboratory Medicine, Shengjing Hospital of China Medical University, Shenyang, Chinaらのグループは、レクチンマイクロアレイを用いた肝細胞癌の診断法について報告しています。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC9634732/

三つのレクチン(EEL、MPL、および TC)を用いたIgGの糖鎖修飾の変化とアルファフェトプロテイン (AFP) を組み合わせたモデルによって、肝細胞癌に対する良好な診断精度(ROCのAUC=0.96 (P < 0.05)、感度=82.54%、特異度=100%)を得たとしています。

また、一つのレクチン (DSL) を用いたIgMの糖鎖修飾変化とAFPを組み合わせた別のモデルでは、ROCのAUC=0.90 (P < 0.05)、感度=75.41%、特異性=100% が得られています。