ランダムフォレスト法(機械学習)を用いたSARS-CoV-2の起源について

University of Liverpoolのグループは、MARS-CoV-2, SARS-CoV, SARS-CoV-2の起源を探るため、ランダムフォレスト法(機械学習)を用いて解析した結果を報告しています。
https://journals.plos.org/plospathogens/article?id=10.1371/journal.ppat.1009149

鳥、ラクダ、肉食獣(ハクビシンら)、ヒト、げっ歯類、豚、ココウモリ(yangochiroptera, yinpterochiroptera)を起源として積み上げ棒グラフ表示したものが下図です。MARS-CoVはラクダ起源、SARS-CoVはハクビシンらの肉食獣起源であることが高い確率で示されています。SARS-CoV-2については、その究極の起源としてはココウモリが疑われる結果となっていますが、MARS-CoVやSARS-CoVと比較すれば、明らかに中間宿主が不明な状態です。