West China Hospital, Sichuan University, Chengdu, Chinaらのグループは、SARS-CoV-2 Spikeタンパク質のO-型糖鎖修飾について報告しています。
https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fchem.2021.689521/full
著者らは、SARS-CoV-2 Spikeタンパク質を昆虫細胞と人の細胞で発現させた場合の違いについて研究しています。昆虫細胞の場合には23か所にO-型糖鎖修飾が見られ、人の細胞の場合には30か所にO-型糖鎖修飾が見られました。そしてまた、人の細胞の場合には、それらの大半がシアル酸修飾を受けていることが分かりました。宿主細胞のタイプによって、SARS-CoV-2 Spikeの糖鎖修飾が変化することがクリヤに示されています。