SARS-CoV-2 B.1.1.7変異株とB.1.351変異株は、ACE2に対してより強い結合力を示す

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)において、英国変異株(B.1.1.7)と南アフリカ変異株(B.1.351)が知られており、PfizerやModernaのワクチンの有効性に変化が生じているという報告は既に何報も存在します。本ブログでも、2021年2月6日のブログにおいて、英国変異株はそれほど影響を受けないが、南アフリカ変異株では、有効性がかなり下がりそうだという内容を紹介しています。

Stanford University School of Medicineのグループは、これら変異株は、感染受容体であるACE2に対して、より高い結合力を持っているようだと報告しています。B.1.1.7で約2倍、B.1.351で約5倍結合力が上がっているようです。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC7924271/