Glyco26番外編:台湾・九份を旅行したら天燈の発祥地でもある十分へも行かねば損

台北へ旅行したら外せないのは、故宮博物館と九份ですよね。でも九份へ旅行するなら、ランタン(天燈)の発祥地でもある十分に立ち寄らない手はないですよね。

十分に行く場合は瑞芳駅で平溪線に乗り継ぎます。
台北駅から瑞芳駅への移動方法については、先のブログ「番外編:台北に旅行したら外すべからず九份観光、台北から九份往復の実際」を参照ください。

十分では、「ランタン(天燈)飛ばし」を体験することが出来ます。ランタンは、願い事を書いて空に飛ばすのですが、願い事の種類によって色が違います。赤色のランタンは健康運、黄色のランタンは金運、緑色のランタンは成功運、多くの願い事をすると値段もあがります(笑)。

十分の街中を通る「ローカル線」も見ものです。
車両が店の軒先に振れそうな程に狭い線路をゆっくりと車両が進んでいきます。
一時間に一本程度の頻度なので、線路脇はもとより、線路上からノスタルジックな十分の街並みを堪能することができます。ランタンは線路上から飛ばします。
車両が近づくと駅員さんが笛を吹いて知らせてくれるので安心です。

ここを走る車両は、ディーゼルです。十分を観光して、いざ帰ろうという時間に、十分全体が停電に会うというトラブルに見舞われました。当然、TPASSも動きません。どうしたものか?と思っていると駅員さんが説明を始めました。中国語なのでさっぱりわかりません。しかし、幸いにも車両はディーゼルなので、車両は時間通りに駅に入ってきました。駅員さんも何もなかったかのように乗客を誘導します。特に「十分から乗ったという紙切れ」をくれるわけでもなく、皆さんも普通に改札を抜けて車両に向かいます。

瑞芳に着いたら、窓口に皆さんが並んでいるので、自分もその列に並びました。「十分から来た」と駅員さんに告げると、TPASSの記録を書き換えて運賃が精算されるようでして、自分もそのまねをしました。十分のことは「シーフェン」と発音すれば通じます。

十分の街はずれから線路を見ると、よれよれした線路が雑草に埋もれていて、何とも寂れた雰囲気で郷愁を誘います。

十分の駅近くに「静安吊り橋」があります。是非渡ってみてください。ゆらゆら揺れるつり橋が十分の思い出を更に深くしてくれるでしょう。
欄干には印象的な彫刻が施されていました。

九份と十分は合わせて旅行すると台北の思い出がより深くなると思います。