ループス腎炎の新規バイオマーカー、尿中のgalectin-3 binding protein (G3BP)

Department of Rheumatology, Shanghai Institute of Rheumatology, Renji Hospital, School of Medicine, Shanghai Jiao Tong University School of Medicine, Chinaらのグループは、尿中のGalectin-3 binding protein (uG3BP) がループス腎炎(LN)の新規バイオマーカーと成り得ると報告しています。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC8962213/

uG3BPのレベルが、非活動性LN患者(p <0.001)、慢性腎臓病(CKD)患者(p = 0.01)、および健常人(p <0.001)と比較して、活動性LN患者で有意に増加していました。 ROC分析の結果、uG3PBの活動性LNのCKD患者、非活動性LN、更に健常人に対する識別能力は、それぞれ、AUC=0.7、AUC=0.76、AUC=0.87となりました。 uG3BPレベルは、R&D Systems(Minneapolis, MN, USA)のhGalectin-3BP/MAC-2BP ELISAキット(DY2226)を使用し、ELISAアッセイによって尿サンプルで測定されました。すべての尿サンプルは1:30に希釈されました。 uG3BPレベルは、尿中クレアチニンレベルによって正規化されました。尿中クレアチニンレベルは、同じサンプルを使用してクレアチニンパラメーターアッセイキット(KGE005)、R&D​​ Systems(Minneapolis, MN, USA)で測定されました。