コーヒーの葉からの抽出物がSARS-CoV-2に対する優れた感染阻害剤となる

Graduate Institute of Biomedical Sciences, China Medical University, Taichung, Taiwanらのグループは、コーヒーの葉からの抽出物は、SARS-CoV-2の5つの変異株(アルファ、ベータ、ガンマ、デルタ、およびオミクロン株)が宿主細胞に侵入するのを効果的に抑制したと報告しています。
https://www.ijbs.com/v18p4677.htm

下図のように、100μg/mlのコーヒーの葉からの抽出物は、5つの変異株(アルファ、ベータ、ガンマ、デルタ、およびオミクロン株)から作られた偽ウイルスSARS-CoV-2の感染に対して有意な抑制効果を示しました。

コーヒーの葉の抽出物中には、カフェイン、CGA、キナ酸、マンギフェリンを含む4つの主要な化合物が同定されました。 ACE2 TR-FRETアッセイを使用して、スパイク-ACE2相互作用の阻害効果を評価したところ、4つの主要な化合物にを用いた処理がSpike-ACE2の活性を阻害する可能性があることが実証されました。化合物の性質上、マンギフェリンとCGAはDMSOに可溶であり、カフェインとキナ酸は水溶性です。