既存のバイオスティミュラントの例

バイオスティミュラントは、植物に対する気候や土壌の状態に起因する植物のダメージを軽減し、植物の収量を上げるための新しい技術です。特に、根圏細菌叢の制御による病原菌の抑制、植物成長ホルモンの分泌、土壌中の植物栄養素の可溶化などの効果が注目されています。
日本バイオスティミュラント協議会

このような観点で、市場にはすでに幾つかの商品が存在しています。それを幾つかご紹介したいと思います。
コメとれ~る(KODAと称されて、⽔田に繁殖するアオウキクサから採取された「α-リノレン酸」を含有し、植物の生長調節作用を示す)
Dr.キンコン(アーバスキュラー菌根菌を含有し、植物との共生効果を促進する)
Dr.放線菌(グラム陽性細菌である放線菌を含有し、病原菌を抑制する)
トリコデソイル(子嚢菌トリコデルマを含有し、病原菌を抑制する)
キチン(N-GlcNAcが植物の免疫を活性化、放線菌の餌にもなる)

アグロホロビオントは、これら既存のバイオスティミュラントの効果を改善するためのマイクロバイオームセンサーの開発を進めると共に、新しいバイオスティミュラントの開発にも取り組んでいます。
アグロホロビオントの活動