新型コロナウイルス(COVID-19)に対するワクチン投与の優先順位について:やはり60歳オーバーを優先すべきか

University of Colorado Boulderらのグループは、新型コロナウイルス(COVID-19)に対するワクチン投与の優先順位についてシュミレーションを行いました。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC7743091/

5つの年齢群のワクチン投与モデルを作り、ワクチンの人口に対する投与スピード(0.05%~1%/day)、感染率(1.15、1.5)、ワクチンの有効性(90%)、更にはワクチンの有効性が60歳以上で年齢と共に低下(60歳=90% -> 80歳=50%へ低下)する場合らを想定し、シュミレーションをしています。
結果は、条件で変化するのですが、60歳以上を優先する場合と、20歳から59歳を優先する場合が、最良の選択として入れ替わります。しかし、前提条件が実情で常に変化することから、オーバーオールに見ると、60歳以上を優先する方がベターな選択となるでしょう。