柑橘類の根圏:主たる潜在的善玉菌の探索

Centre for Plant Protection and Biotechnology from Valencian Institute of Agricultural Sciences (IVIA), Moncada, València, Spainらのグループは、柑橘類の為の潜在的な根圏の善玉菌について調査した結果を報告しています。
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1871678422000395?via%3Dihub

柑橘類の根圏細菌叢は、シュードモナス属(4.0%から20.3%の範囲)、まだ培養されていない候補となる目であるWD2101(2.2–6.4%)およびiii1–15(2.4–6.1%)のいずれか、またはStreptomyces 属(0.5〜4.7%)のいずれかによって支配されていました。
次に豊富な系統型は、Pirellulaceae科(1.9–3.5%)およびRhizobiaceae科(1.1–3.3%)からのものでした。
これらの系統型の後、Cytophagaceae科とPseudomadaceae科、および Sphingomonas属とPirellula属は、柑橘類に関連する根圏細菌叢全体の0.4%から2.4%でした。

これらの調査結果は、柑橘類産業に必要な将来のバイオテクノロジー応用で植物プロバイオティクスを探り出すための潜在的善玉菌の選択に貢献するはずです。