新型コロナウイルス(COVID-19)の治療薬として期待されるトウゴマとヨウシャヤマゴボウ由来レクチンの融合タンパク質

新型コロナウイルス(COVID-19)の治療薬として、トウゴマの種から抽出されるリシンA鎖の変異体(RTAM)とヨウシャヤマゴボウの葉から抽出されるPAP1の融合タンパク質(RTAM-PAP1)の有用性について、SARS-CoV-2の各種タンパク質へのアフィニティー評価とマウスを用いた毒性試験の観点から報告しています。
https://www.mdpi.com/2072-6651/12/9/602/htm

RTAM-PAP1、ACE2、SARS-CoV-2の患者由来の抗体B38らと、SARS-CoV-2の各種タンパク質の間の結合力をCoDockPP, HASSOCK2.2, ZDOCKという3次元分子構造解析ソフトを用いて評価した結果、RTAM-PAP1は、ACE2よりも強く、総合的にB38と同等な結合力を示しました。
また、マウスを用いた毒性試験では、1mg/kgのドーズでも副作用は発生しなかったとのことです。

新型コロナウイルスの治療薬として、トウゴマとヨウシャヤマゴボウ由来レクチンの融合タンパク質の有用性を示すものになっています。


トウゴマ

 

 


ヨウシャヤマゴボウ