大腸がんに対する5種類のO-型糖タンパク質マーカー
横浜市大生命医科学研究科らのグループは、大腸がんに対する新たな診断マーカー(O-型糖タンパク質)について報告しています。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC9948623/
大腸がん患者から採取された血清サンプル中のO-型糖タンパク質をMPL, Jacalin, SNLらのレクチンを用いて選択的に濃縮し、LC-MS/MSによって詳細にその構造解析が行われました。
進行性大腸がんグループに対する戦略的予測バイオマーカーとして、以下の5種類のO-型糖タンパク質が高い診断効果を示すことが分かりました。
- fibulin-2 (FBLN2) T-抗原
- macrophage colony-stimulating factor 1 (CSF1)/(T-抗原 + di-Sialyl T-抗原)
- macrophage mannose receptor 1 (MRC1)/T-抗原
- fibrinogen alpha chain (FGA)/Sialyl T-抗原
- complement component C7 (C7) /di-Sialyl T-抗原