測定対象(この場合は細菌)に対しては、一切の前処理は必要ありません。細菌の懸濁液を用意するのみです。
細菌の懸濁液にセンサー(光ファイバーセンサー)を差し込み、センサー端面で反射して戻ってくる光の量の変化を計測することでサンプル中の細菌濃度を測定することができます。
光ファイバーセンサーは消耗品です。
端面に測定したい細菌の表面構造に特異的なプローブが固定化されています。グラム陰性細菌用、グラム陽性細菌用、真菌用などのプローブを用意することが可能です。
光バイオームーセンサー(OBS)に本光ファイバーセンサーを差し込んで使用します。
因みに、光ファイバーセンサーは、再生可能であり、消耗品ではありますが、有効利用が可能です。
光ファイバーセンサーの端面にプロテオバクテリア門、グラム陰性細菌に分類されるシュードモナス菌の測定に適したプローブが固定化されています。
このセンサーを細菌の懸濁液に差し込み、5分間放置して、細菌が光ファイバーセンサー端面に補足されることによる戻り光の変化量を測定することにより、懸濁液中の細菌濃度が計れます。
横軸は0.1mV単位、縦軸は細菌の濃度=個数/mLを示します。
測定可能範囲は、数百個/mLから数十万個/mLでした。